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 米AT&Tは米国時間2008年3月5日,国内外の顧客に対応するために,グローバル・ネットワークおよびサービスに今年10億ドルを投じる計画を明らかにした。日本を含むアジア地域向けの海底光ケーブル敷設および強化などに使用する。

 東南アジアとオーストラリアをカバーする複数の海底ケーブル・システムを構築するほか,カリブ海地域のキャパシティ増強,既存海底ケーブル・システムのインドおよび中東への拡張などに取り組む。

 また,欧州,アジア,米国にMPLS(multiprotocol label switching)ルーターを増設し,フランス,ロシア,クウェート,インド,日本,韓国などにMPLSベースのIPネットワーク・アクセス・ノードを追加設置する。さらに,Ethernetネットワークを強化し,年内に39カ国で展開する予定のグローバル仮想私設LANの運用に備える。シンガポール,オランダ,米国のボストンとダラスに所有するデータ・センターを年内に拡張し,2009年半ばまでに世界38カ所のデータ・センターで設備拡大を行う。

 ちなみに10億ドルという予算は,2007年より33%多く,2006年の倍以上という。

 同社は積極的な企業向け投資の背景として,高速ネットワークや各種デバイスの普及拡大により企業が扱うデータ,音声,映像トラフィックが急増し,IPネットワークおよびサービスへの需要が高まっていることを挙げる。同社はこうしたニーズに応えるために,(1)世界的ネットワークの範囲と容量の拡大,(2)企業向けサービスの国際化,(3)ユーティリティ・コンピューティングなど最新技術のネットワークへの導入を進めるとしている。

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