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 米Microsoftは,カナダのセキュリティ・ソフトウエア・ベンダーCredenticaからプライバシ保護関連技術「U-Prove」とその基盤となるすべての特許を買収した。同社プライバシ部門のBrendon Lynch氏が公式ブログで米国時間2008年3月6日に明らかにした。

 U-Proveは,インターネット・ユーザーがオンラインでやりとりする自身の個人情報を必要最小限にとどめるための技術。個人情報の不正使用を防止する暗号化技術も取り入れている。

 Microsoftは同技術を次世代Webサービス技術「Windows Communication Foundation」や新たなオンライン認証の仕組み「Windows Cardspace」などに採用し,セキュリティおよびプライバシ保護の強化を図るとしている。

 買収に伴い,U-Proveを発明したStefan Brands氏をはじめ,Greg Thompson氏とChristian Paquin氏はCredenticaからMicrosoftのIdentity & Access Groupに移った。

 ちなみにBrands氏が同氏のブログに投稿した記事によると,U-Proveを1990年代初頭に発明して以来,大企業やベンチャ・キャピタルなどから同技術の買収をもちかけられていたが,当時はビジネス・モデルの見通しが立たなかったため断り続けていたという。「しかし時を経て状況は大きく変化し,IDおよびアクセス管理への市場ニーズが高まってきた。また,MicrosoftほどITシステムにおけるセキュリティおよびプライバシに取り組んでいる企業はほかにいない」(同氏)。

[Lynch氏のブログ投稿記事]
[Brands氏のブログ投稿記事]