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 調査会社のノークリサーチは2008年3月12日、国内におけるSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)市場の中期予測を発表した。SaaS市場は急速に拡大し、2012年には現在の18倍(約7700億円)市場になると予測する(図)。

 同社予測の特徴は、SaaS市場を「ソフトウエア・サービス(S&S)市場の代替市場」と考えている点だ。同社は2007年のSaaS市場を、S&S市場(約8兆6000億円)の0.5%(約417億円)と推計。これが2012年には、S&S市場の8%(約7746億円)をSaaS市場が占めるようになると予測する。

 「今後5年間で、ユーザー企業の心理は“保有する”から“利用する”に大きく変わる。ソフトウエア・ベンダーやシステム・インテグレータは、SaaSに対応するビジネス・モデルの構築が急務」と、ノークリサーチの伊嶋謙二社長は指摘する。

 なお、同社はソフトウエア市場をライセンス販売額を基に推計し、サービス市場をシステム・インテグレーション(SI)の受注額やソフトウエアの運用・保守額を基に算出している。SaaS市場の比較対象としてハードウエア市場を除いているのは、ソフトウエア・サービス市場への影響を推測し易くするためだ。「ハードウエアの設置場所が、ユーザー企業からSaaS提供事業者のデータセンターに移るだけで、ハードウエア市場は大きく変わらないと仮定した」と、伊嶋社長は説明する。