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 Ajax対応オープンソース開発ツールの推進団体OpenAjax Allianceは米国時間2008年3月17日,安全なマッシュアップの実現やモバイル機器向けAjax技術など,同アライアンスの新しい取り組みについて明らかにした。

 安全なマッシュアップを実現するための技術としては,「OpenAjax Hub 1.1」と「OpenAjax Metadata」を発表した。OpenAjax Hub 1.1は,Ajaxライブラリ間の互換性を確保するためのJavaScript仕様。バージョン1.0の機能に,米IBMが寄贈したマッシュアップWebアプリケーション向けセキュリティ技術「SMash」を組み込むことで,サードパーティ製のウィジェットを安全に組み込める機能を追加する(関連記事:IBM,マッシュアップ・アプリ用セキュリティ技術「SMash」をOpenAjax Allianceに提供)。同アライアンスは,OpenAjax Hub 1.1 APIの仕様とJavaScriptのリファレンス実装の開発に取り組んでいる。

 OpenAjax Metadataは,ウィジェットとAjaxライブラリ向けのXMLメタデータを定義するもの。より多くのソースからの情報をマッシュできるようになるという。マッシュアップ機能に加え,OpenAjax Metadataは,AjaxライブラリAPIの記述方法とUIコントロールを定義するため,AjaxツールとAjaxライブラリを統合できるようになるとしている。同アライアンスは,オープンソース・プロジェクトを通じて米Googleのミニ・アプリケーション「Google Gadgets」などのウィジェットのフォーマットを変換するトランスコーダの開発も進めている。

 このほかにも,携帯電話におけるAjax技術の導入促進を目指す構想「Mobile Ajax」を発表した。モバイル端末では,AjaxプラットフォームがWebブラウズ機能だけでなくダウンロードされたウィジェットや端末アプリケーションのユーザー・インタフェースにも採用されている。同アライアンスのタスクフォースは,使用事例,セキュリティ要件などを調べ,規格の策定に取り組む予定だという。

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