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 ノースグリッドは,同社製のWebDAVファイル・サーバー構築ソフトである「Proself」のサポート・サービスを拡充し,2008年4月1日に新たに2つのメニューを追加する。(1)「時間外サポートサービス」と(2)「リモートメンテナンスサービス」である。ソフトウエア製品のProselfのユーザーで,かつ年間保守サービスを利用していることが前提となる。

 新サービス・メニューの1つである(1)時間外サポートサービスは,ソフトのアップデートやサーバーの移行といったサポート作業を,本来はサポート時間外となる休日や深夜などであっても,事前に時間を指定することで提供可能にする。利用料金は,1回あたり5250円。ただし,Standard Editionユーザーは年3回まで無料,Enterprise Editionユーザーは年6回まで無料である。

 (2)リモートメンテナンスサービスは,Proselfを導入したユーザー企業に代わり,ノースグリッドがユーザー企業のProselfサーバーを遠隔保守するサービスである。OS/Java実行環境やProselfのアップデートなど,Proselfを継続的に維持するための保守作業を請け負う。対象となるサーバーOSは,Windows Server 2003,Red Hat Enterprise Linux,CentOSのいずれかとなる。利用料金は,Standard Editionユーザーの場合は1カ月あたり5250円,Enterprise Editionユーザーの場合は非公開。

 なお,Proselfは,Webアクセス用のHTTPを拡張したファイル共有プロトコルであるWebDAVを実装したファイル・サーバー構築ソフトである。ソフトウエアの構成要素は,WebDAVサーバー本体,ユーザー権限管理モジュール,Windowsエクスプローラに組み込んで利用する専用WebDAVクライアント・ソフト,Webアプリケーション(添付するTomcat上で動作するJava Servlet)として実装したWebDAVクライアント・ソフト(HTTP-WebDAV変換プロキシ)である。

 WebDAVプロトコルとは,HTTPをベースにしつつ,CIFS/SMB同様のフォルダ操作GUIなどを実現するファイル共有プロトコルである。WebDAV対応のWebブラウザや専用ソフトなどから,ファイル/フォルダ操作が可能。ファイル・サーバー内部のファイル・コピーの際に,クライアント機にデータ転送の必要がないといった特徴を持つ。WebDAVの代表的な実装は,米MicrosoftのIIS(Internet Information Services)とIE(Internet Explorer)である。

 ProselfがIISなど他のWebDAVサーバーと異なっている点は,独自に拡張したユーザー権限管理機能を備え,ユーザーのグループ化やアクセス制御などが可能になっていることである。ただし,ユーザー権限管理のための制約条件として,WebDAVサーバーに対するアクセスは,専用クライアント・ソフトか,または専用のWebアプリケーション型クライアント(HTTP-WebDAV変換プロキシ)を経由する必要がある。

 前提となるProselfの価格は以下の通り。標準版の「Proself Standard Edition」が9万9750円,年間保守サービス価格が4万9875円。機能上位版の「Proself Enterprise Edition」は,ソフトウエア・ライセンス料と年間保守料ともに非公開。なお,Enterprise Editionは,ユーザー数100人以上などの大規模利用を想定し,LDAP連携やCLI(コマンド・ライン・インタフェース)ベースの管理ツールといった大量ユーザー管理に向く機能を備えている。