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 投資会社の米Bain Capital Partnersは米国時間2008年3月20日,米3Comの買収計画を断念すると発表した。Bain Capitalは,米財務省の対米外国投資委員会(CFIUS)がこの買収計画を承認しないとする意向を明らかにしたことを受け,今回の決定に至ったと説明している。

 3Comは2007年9月28日に,Bain Capitalが約22億ドルで同社を買収することで最終合意に達したと発表していた。合意事項には,中国のHuawei Technologiesが3Comの少数株式を取得するという内容が盛り込まれていた(関連記事:3Comを投資会社が約22億ドルで買収,Huaweiも少数株取得)。

 米メディアの(InfoWorld)によると,Huaweiが中国政府と強い関係にあることから,米下院議員のThaddeus McCotter氏などからセキュリティ上の問題を懸念する声が上がっていたという。Bain Capitalは,CFIUSが提起した懸念を解消できると考えていくつかの代案を3Comに持ちかけたが,合意に至らなかったとしている。

 3Comは3月21日に株主総会を開催し,Bain Capitalによる買収案の賛否を問う株主投票を実施する予定だった。

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