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写真1●NECの広崎膨太郎執行役員専務
写真1●NECの広崎膨太郎執行役員専務
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 NECは2008年3月25日,NGN(次世代ネットワーク)向けのアプリケーション開発促進を目的にした「NGNミドルウェアパートナープログラム」の設立総会を開催した。NECは昨年,アプリケーション・サーバー・ベンダーなど10社と共同で「SIPミドルウエア共通API」を策定している(関連記事)。パートナー企業と連携し,SIPミドルウエア共通APIの業界標準化とAPIを活用したNGNアプリケーション開発の促進を狙う。

 NECなどが策定中のSIPミドルウエア共通APIは,IP電話や映像配信などのアプリケーションが容易にSIPを利用できるようにするインタフェース。主にSIP対応アプリケーション・サーバーに実装する。設立総会であいさつに立ったNECの広崎膨太郎執行役員専務(写真)は,「SIPを使いこなさなければNGNの特徴を生かしたアプリケーションは作れない。ところが,SIPの解釈は会社ごと,部署ごとによっても異なる。商用サービス開始にあたり,こうした問題をクリアしなければならない」と,SIPミドルウエア共通APIの策定に至った背景を説明する。

 NGNミドルウェアパートナープログラムに参加することによって,(1)SIPミドルウエア共通API「Kairos」の策定,(2)NGN疑似環境である「NGN評価センター」でSIP対応ミドルウエアとNGN対応アプリケーションの接続性検証,(3)NECとの協業によるNGN関連ビジネスの創出──などに参加できるメリットが得られる。

 NECは4月からパートナープログラムの事務局や技術センターなどを統括する「次世代ネットワークサービス推進センター」を発足。SIPミドルウエア共通APIは,2008年度第4四半期までに第2版までの検討を経て,標準化団体に提出する計画である。