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 スウェーデンのEricssonは現地時間4月1日,第3.9世代の高速無線通信技術「LTE(long term evolution)」に対応した,「世界初の」(同社)モバイル機器向け商用プラットフォーム「M700」を発表した。上り速度が最大50Mビット/秒,下りが最大100Mビット/秒。2008年中にASIC(特定用途向けIC)のサンプルを公開し,2009年に商用出荷を開始する予定。ノート・パソコン向けモデムなど,同プラットフォームを搭載した製品が市場に出回るのは2010年になる見通し。

 M700は700MHz帯など,最大6つの帯域幅をサポートできる。サイズと消費電力を最適化し,現行の第3世代(3G)プラットフォームと遜色(そんしょく)ないレベルを達成した。

 各種インタフェースによって,他の携帯電話向けプラットフォームと容易に統合できるため,マルチモード機器での利用にも向いている。メーカーは,相互接続性に優れた同プラットフォームを利用することで,高機能なモバイル機器の開発コストを削減し,製品を短期間で市場に投入できるとしている。

 同社は昨年5月より,フィンランドNokiaや英Vodafone Groupなど大手8社と協力して,LTEの共同試験を実施していた(関連記事:NokiaやEricssonなど,3.9G通信方式「LTE」の共同試験を実施へ,100Mbps以上を目指す)。ちなみに国内では,NTTドコモがLTEの屋外実証実験において,下り最大約250Mビット/秒を実現したと発表している(関連記事:NTTドコモ,Super 3G(LTE)の屋外実験にて250Mビット/秒を達成)。

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