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ダディー・パルマッター主席副社長 兼 モビリティー事業本部長
ダディー・パルマッター主席副社長 兼 モビリティー事業本部長
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ネットブックは携帯機器とノートパソコンの中間に位置する
ネットブックは携帯機器とノートパソコンの中間に位置する
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2008年6月のCentrino 2(Montevina)に続き、2009年には次世代プラットフォームCalpellaを投入する
2008年6月のCentrino 2(Montevina)に続き、2009年には次世代プラットフォームCalpellaを投入する
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 「ネットブック」という新しいジャンルの機器がコンピューターをもっと身近な存在に変える――。インテルの開発者会議「Intel Developer Forum 上海」の基調講演で、ダディー・パルマッター主席副社長 兼 モビリティー事業本部長がコンピューティングの将来像を示した。

 1990年代前半、パソコンといえばデスクトップ型がほとんどだった。しかし、最近の主流はノートパソコン。パルマッター氏は、ノートパソコンに対する小型・軽量化の要望や、デザイン志向の高まりなどを例に挙げ、「コンピューティングはより身近で、個人の好みに適合できる形に進歩していく」との展望を示した。

 パルマッター氏はさらに歩を進めて、個人のさまざまな要望に対応するための「ネットブック」という新ジャンルの機器を定義した。具体的には「主としてブラウザーの閲覧のために情報機器を使う人に向けたデバイス」(パルマッター氏)である。中心となるユーザー層として、学生や子供などを想定する。

 この機器は、従来のノートパソコンと小型の携帯端末の中間に位置付けられる。現製品で近いのは台湾アスーステックコンピューターの「Eee PC」。液晶ディスプレイは10インチより小さく、OSはLinuxかWindows。CPUは「Diamondville(ダイアモンドビル、開発コード)」と呼ぶAtomプロセッサーの派生バージョンを搭載する。

 ネットブックは2008年6月に発表する予定だという。同時に、ネットブックの機能を包含した小型デスクトップ機器「ネットトップ」も登場する。

 パルマッター氏は、一般的なノートパソコンのロードマップについても触れた。無線LANとWiMAXに対応したノート用プラットフォーム「Centrino 2(開発コード名はMontevina、モンテビーナ)」に対応した製品が登場してくるのは2008年6月。2009年には次世代プラットフォーム「Calpella(カルペラ、開発コード名)」を投入する。Calpellaでは、CPUに「Nehalem(ネハレム、開発コード名)」を採用して、電力やセキュリティ管理機能も強化する。

 記録ドライブの低消費電力化を進めるため、インテルがSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)市場に参入することも公表した。ノートが盗難にあったときにドライブをロックするデータ保護機能「Anti-theft Technology」を2008年第4四半期に投入するほか、仮想化技術の推進をさらに強力に推し進める方針も示した。