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 米IBMは米国時間の2008年4月2日、UNIXサーバー「System p」と独自OSのミッドレンジ・サーバー「System i」の製品群を統合すると正式に発表した。新たなサーバー製品ラインの名称は「IBM Power Systems」。System pとiがそれぞれ搭載しているIBMのプロセサ「POWER」にちなんでいる。

 Power SystemsのOSとしては、IBMのUNIXである「AIX」、IBM独自OSの「i5/OS」、Linuxが利用できる。今回i5/OSは単に「i」と呼称を変える。統合製品は「PowerVM」と呼ぶ仮想化技術を搭載しており、1システムに最大80の仮想エリアが設定できるという。

 統合した背景にはSystem iのユーザーの製品継続性に対する不安があり、Power Systemsでこれを払拭する。こうした狙いもあってか、製品としてはまず中小企業向けにエントリ・クラスのブレード型とラック型から投入する。そもそも、System pとiはプロセサを始めとしてアーキテクチャがほぼ同一な状態だった。

 組織は一足先に統合している。米IBMは今年1月1日付けで「POWER」の事業部を立ち上げている。営業部隊はシステム製品事業全体で、大企業向けと中堅・中小市場向けの2つに再編した。日本でも製品や組織面の取り組みについて踏襲する見通し。