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写真1●洗浄機のコンベア上でパレットのICタグを読み取っているところ パレットの真上にある白い板がICタグ・アンテナ
写真1●洗浄機のコンベア上でパレットのICタグを読み取っているところ パレットの真上にある白い板がICタグ・アンテナ
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写真2●洗浄機の全体像 左手前にICタグ・アンテナが設置されている
写真2●洗浄機の全体像 左手前にICタグ・アンテナが設置されている
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 レンタル・パレット大手の日本パレットレンタル(JPR)は4月8日、パレット貸し出しのための物流拠点「JPR湾岸市川デポ」で試験稼動させた無線ICタグ・システムの見学会を開催した。レンタル・パレットにICタグを取り付けて貸し出し時と返却時、洗浄時に読み取り、パレットを個品単位で管理できるようにするシステムである。貸し出し先の小売業者やメーカーもICタグ・システムを導入すれば、貸し出し・返却時の自動検品が可能になる。将来的には、パレットと積荷をひも付け、サプライ・チェーンの可視化促進を視野に入れている。

 JPRは全国に17カ所の自社物流拠点を持っており、今回のシステムを「09年度中に横展開したい」(JPRの山崎純大社長)考えだ。

 ICタグ・リーダーをパレットの自動洗浄機と、入出庫する出入り口に設置した(写真1、2)。自動洗浄機では、洗浄済みのパレットを1つずつコンベア上で読み取り、「洗浄済み」であることをセンターのデータベースに登録する。入出庫時には、フォークリフトで15個ずつ運ぶときに一括してICタグを読み取り、貸し出し先の情報とひも付ける。このため、パレットをどこに貸し出したか個品単位で管理できるようになる。これまでは数量でしか管理していなかった。

 ICタグはUHF帯でGen 2に準拠する。リーダーはマイティカードの「XR480-JP(米モトローラ製)」を2台導入した。

 JPRは、10年度中にプラスチック製パレットのすべてにICタグを張り付ける計画を持つ。670万枚あるパレットのうち約半分がプラスチック製であり、今後割合を増やしていく。そのパレットの品質管理のためにも、今回のシステムを導入した。貸し出した回数や補修履歴などを個品単位で管理できるようになる。

 現在ICタグを張り付けているパレットは数万枚。まずは小売業者やメーカーと実証実験を進める計画で、その上で今回のシステムを本格稼動させたい考えだ。