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 米Yahoo!は米国時間2008年4月9日,米Googleの検索向け広告サービス「AdSense for Search」の限定テストを行うと発表した。Yahoo!検索サービスの検索結果と合わせてGoogle AdSenseによる広告を表示する。

 テストは米国のYahoo!サイトのトラフィックに対してのみ実施し,アフィリエイト・パートナやパブリッシャ・パートナは対象外となる。テスト期間は最長で2週間を予定しており,Yahoo!検索クエリの3%を超えない範囲にとどめる。

 Yahoo!は,同テストの実施が必ずしも,Yahoo!のAdSense for Searchプログラムへの参加,あるいはGoogleとの商業的関係強化を意味するものではないと強調した上で,「以前より述べているとおり,当社取締役会は株主価値を最大限に高める戦略的選択肢を探っている」と繰り返した。

 この発表を受け,Yahoo!に敵対的買収を仕掛けている米Microsoftは同日,「Yahoo!とGoogleがなんらかの提携を結んだ場合,検索広告市場の90%以上がGoogleに握られることになる。当社の買収提案とは著しく対照的に,市場の競争がさらに失われる」と市場独占の懸念を示す声明を出した。Microsoftは同社の提案が「Yahoo!株主に完全で公正な価値をもたらし,コンテンツ作成者や広告主,および消費者への選択肢を広げる唯一の手段である」と主張している。

 Yahoo!は,決断を迫るMicrosoft(関連記事:米マイクロソフトがヤフーに書簡,「3週間で決断せよ」)に対し,「当社取締役会の見解は変わっていない」として改めて買収提案を拒否するMicrosoftあての書簡を4月7日に公開したばかり(関連記事:Yahoo!がMicrosoftの買収提案を改めて拒否,「委任状争奪戦は逆効果」)。

 また,米メディア各社(CNET News.comInternetnews.comなど)は,Yahoo!の第2位株主である米Legg Masonが「Yahoo!を支援する用意がある」(Legg Masonポートフォリオ・マネージャのBill Miller氏)とする米Wall Street Journalのインタビュー記事の内容を報じている。

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