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 米Microsoftは米国時間2008年4月9日,Windowsベースのロボット用アプリケーション開発ツールの次版「Microsoft Robotics Developer Studio 2008」について,コミュニティ技術プレビュー版(CTP:Community Technology Preview)を公開した。現行版よりも実行速度が向上し,分散コンピューティング対応が改善したという。正式版は2008年後半に提供を開始する予定。

 非商用アプリケーションの開発に使うユーザーは,同社のWebサイト(CTP版現行版)から無償でダウンロードできる。商用アプリケーション開発者向けのライセンスも用意している。

 Robotics Developer Studioを利用すると,Windows上で各種ハードウエア向けにロボット制御ソフトウエアを開発できる。ロボット工学機能をシミュレートする3次元(3D)ツール,各種ハードウエアと互換性のあるサービス指向ランタイム,ドラッグ&ドロップ操作でプログラミング可能なビジュアル・ツールなどを備える。

 現行版に比べ,アプリケーションを構成するサービス間のメッセージ・スループットが150~300%向上し,サービスのロード処理が200%高速化した。分散型Language Integrated Query(LINQ)に対応したことで,ネットワークの利用頻度が下がり,サービス・オーサリングが容易になった。

 グラフィカルなプログラム開発環境「Microsoft Visual Programming Language(VPL)」内で処理用ドメインを定義できるようになり,分散環境で実行する際の管理が省力化した。また「Visual Simulation Environment(VSE)」と呼ぶツールを使うと,シミュレーションのようすを記録して再生できる。

 2006年12月に同開発ツールの提供を開始して以来,ダウンロード回数は20万回を超え,パートナ・プログラム「Microsoft Robotics Supporting Partner Program」の参加企業は50社以上になったという(関連記事:Microsoft,ロボット開発環境「Microsoft Robotics Studio」を提供開始)。

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