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スーパーコンピュータ「SR16000」
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 日立製作所は2008年4月10日,米IBMのPOWER6プロセッサを搭載し,理論ピーク性能を従来比約4倍の最大300テラFLOPSに向上させたスーパーコンピュータ「SR16000」を発売すると発表した。消費電力あたりの性能を従来比で約3倍の102.1メガFLOPS/Wにするなど,大幅な省電力を実現した。

 「SR16000」は,現行機「SR11000」の後継にあたり,POWERプロセッサを採用するなど基本コンセプトを踏襲する。設置条件に応じて,大規模な水冷モデルのL2と,水冷設備を必要としない中小規模の空冷モデルL1から選べる。

 L2は1ノードにPOWER6(4.7GHz)を16個搭載し,1ノードの理論ピーク性能は601.6ギガFLOPS。排熱を水によって効率よく熱交換する水冷式リアドアの採用により,サーバー・ルームに必要な空調電力を従来比で約7割削減できるという。一方,空冷モデルのL1は,1ノードにPOWER6(3.5GHz)を16個搭載。いずれも512ノードまでの構成が可能。

 OSはIBMのAIX。日立が独自に開発した自動並列化コンパイラ,科学技術計算向けの並列処理ソフトや数値計算ライブラリ,運用管理ソフトなどを提供する。2008年5月6日から出荷開始する。