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 コンテンツ配信事業者のJストリームは2008年4月15日,「P2Pライブ配信サービス」を開始した。Windows Media方式でエンコードした映像を,ウタゴエのP2P配信ソフトウエア「Ocean Grid」を使い,複数のユーザーに対してライブで配信する。

 このサービスで採用したOcean Gridは,ユーザーのパソコンに配信用アプリケーションをインストールしてもらい,このアプリケーション同士が通信してコンテンツをバケツ・リレー形式に再送信していく仕組みだ。配信網をユーザーのパソコンが形成していく格好になるため,大規模配信する際のコストを削減できる。

 配信用アプリケーションの動作環境は,Celeron 1.2GHz相当以上のCPUと256Mバイト以上のメモリーを搭載したパソコンで,OSにWindows XP SP2/Vista,ブラウザはInternet Explorer 6以降,プレーヤはWindows Media Player 9以降,Flash Player 8以降(これはユーザー・インタフェースとして使う)。また下り1Mビット/秒以上の接続回線が必要。

 料金の一例は,同時接続数が3000人,動画のビットレートが750kビット/秒まで,1日8時間までの利用の場合で30万円。初期費用20万円は別途。この料金は,同社のCDN(content delivery network)を使った配信サービスの10分の1以下だという。

 P2Pが利用できないユーザーに対しては,サーバーが判別して,一般的なユニキャストで配信することも可能。この場合のユニキャスト配信は,別料金になる。

 このようなアプリケーションでIPマルチキャストと同様の配信網を構築する仕組みは,一般的に「オーバーレイ・マルチキャスト」と呼ばれる(関連記事)。

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