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 ロサンゼルスの法律事務所Kabateck Brown Kellnerは米国時間4月22日,米Googleが不当な方法で広告主に広告を販売しているとして,カリフォルニア州サンノゼの連邦地方裁判所に集団訴訟を起こした。

 Googleは現在,検索エンジンの検索結果ページに広告を表示する「AdWords」,サードパーティのサイトに広告を表示する「AdSense」の2種類のクリック課金型広告を提供しているが,Kabateck Brown Kellnerが問題としたのは,AdSenseの販売方法。同法律事務所によると,GoogleはAdWordsを希望する広告主に対して,十分な説明なしにAdSenseも販売しているという。

 AdWordsはオークション方式で,広告主は申し込み画面に表示される2つのテキスト入力ボックスの1つ目に入札金額を入力する。AdSenseも希望する広告主は,2つ目のボックスに入札金額を入力する仕組み。しかし,2つ目のボックスに何も入力しなくても,自動的にAdSenseに参加したものとみなされ,サードパーティのサイトに広告が表示されるという。さらに,1つ目のボックスに入力した金額がAdSenseにも適用されるため,サードパーティ・サイト訪問者が広告をクリックするたびに,広告主は1つ目のボックスに入力した金額に応じて広告料を請求される。

 米メディア(CNET News.com)によると,訴訟の主席弁護人であるBrian Kabateck氏は次のように述べている。「技術に精通している広告主は,2つ目のボックスに0と入力する。しかし,ほとんどの人はボックスに何も入力しなければ,請求されることはないと思うはずだ」(同氏)。

 AdSenseを導入しているWebサイトは,Googleの検索ページなどと比べ知名度が低く,広告主はAdWordsと同じ広告効果を期待できない。空欄にしているだけで,広告主の了解を得ることなくAdSense参加サイトに広告を掲載し,AdWordsと同じクリック単価を適用するのは,広告主を巧妙に欺いているとKabateck Brown Kellnerは主張している。

 なお同法律事務所は,過去に米Coca Cola,米Farmers Insurance,米Eli Lillyなどの大企業を相手に,7億5000万ドル以上を勝ち取っている。2008年3月には米Appleの「iMac」に誇大広告があったとして,集団訴訟を起こしている(関連記事:Appleの新型20インチiMacで集団訴訟,「ディスプレイ性能で誇大広告」)。

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