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写真1●決算を公表する孫正義社長
写真1●決算を公表する孫正義社長
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写真2●連結営業利益の推移
写真2●連結営業利益の推移
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写真3●白い猫が登場する新しいテレビCM
写真3●白い猫が登場する新しいテレビCM
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 ソフトバンクは2008年5月8日,2007年度(2007年4月~2008年3月)の決算説明会を開催した。連結売上高や連結営業利益が創業来最高となり,孫正義社長(写真1)は「暗雲は去った」と好調ぶりを示した。携帯電話事業で純増数が268万と他社を上回ったことが,業績の改善に寄与した。

 同日に発表した固定電話との無料通話サービス(関連記事)のほか,英ボーダフォンや香港チャイナモバイルと携帯電話技術の開発事業(関連記事)を紹介し「3番手の携帯電話会社になるつもりはない」(孫社長)と,携帯事業を強化していく方針を掲げた。

 連結売上高は2.7兆円,連結営業利益は3242億円(写真2)と,いずれも創業来最高額となった。「ほんの3年前まで赤字だったが,ここまで営業利益が改善するのは,この規模の企業では珍しい」(孫社長)と,ここ数年の推移を振り返った。

 セグメント別の営業利益を見ると,携帯電話事業が1745億円と50%以上を占める。それ以外のインターネット・サービス(ヤフー)などの「すべての事業セグメントで営業利益は改善している」(孫社長)と,グループ全体での堅調ぶりを強調した。設備投資は2006年度の3898億円がピークで,2007年度は2937億円に減少した。

 携帯電話の純増数は268万。料金プランをホワイトプランに一本化したことが,NTTドコモやKDDIを上回るユーザー獲得につながったと孫社長は分析する。現在では,新規ユーザーの90%以上がホワイトプランに加入しているという。通信費用の割引によりユーザーの負担額を減らした割賦販売も,契約数の増加につながったという。

 同日発表した携帯電話と固定電話との通話料を無料にするサービス「ホワイトコール24」「ホワイトライン24」では,ソフトバンクグループによる携帯電話と固定通話のシナジー効果を発揮したいという。白い猫が登場する新しいテレビCMも紹介した(写真3)。

 ソフトバンク,チャイナモバイル(中国移動),英ボーダフォンの3社で設立した「ジョイント・イノベーション・ラボ」は,携帯電話の土台となる技術を開発する会社(関連記事)。3社合計のユーザー数は約7億人となり,共通の携帯電話プラットフォームを確立することで,端末やコンテンツの開発者にとって参入のメリットが拡大すると説明した。

発表資料(PDF)

■変更履歴
セグメント別の営業利益で,携帯電話事業が1745万円としておりましたが,正しくは1745億円です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2008/05/09 12:56]