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 日立製作所は13日、2008年3月期の決算を発表した。連結売上高は11兆2267億3500万円(前期比9.6%増)、営業利益は3455億1600万円(同89.3%増)。情報通信システム分野や電力・産業システム分野が好調だった一方で、薄型テレビを含むデジタルメディア・民生機器分野の赤字が足を引っ張った。

 事業分野別に見ると、情報通信システム分野の売上高は2兆7611億円(同12%増)で、営業利益は1161億円(同92%増)と大幅に改善した。中村豊明執行役専務は、「金融機関向けに大口のシステム開発案件があったのに加えて、ハードディスクドライブ事業の黒字転換が増益に貢献した」と説明した。デジタルメディア・民生機器分野は1099億円の営業赤字で、事業構造改革関連費用の計上や薄型テレビの価格下落などが影響した。
 
 2009年3月期の業績見通しは、連結売上高が11兆1000億円(同1.1%減)、営業利益が3800億円(同10.0%増)。このうち情報通信システム分野の売上高は2兆6200億円(同5%減)、営業利益は1500億円(同29%増)を見込む。