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画面1●システム連携機能や各種端末の利用の有無を選択
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画面2●入荷作業に必要な処理を選択
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 物流設備管理に特化したソフト開発を手がける日本アプト(千葉市,中沢義和社長)は,中小物流業者向けの低価格倉庫管理サービス「L・S・S(Logistics Software Service)」を5月末から本格提供する。自社開発の倉庫管理ソフト(WMS)「WACS Lite」をWindowsパソコンにインストールし,ユーザーの業務パターンに合うように調整した上で納める。

 初期設定費用は35万円,ソフトの利用料が月額10万円。例えばパソコン1台と無線ハンディ端末,無線アクセスポイントを1台ずつ導入する場合,月額利用料は合計11万3750円となる。「すぐに使い始められる。分かりやすさを考えて,まずはハードに導入した形で提供することにしたが,使い勝手も料金体系もSaaS(Software as a Service)を意識した」と中沢社長は話す。

 ベースとなる「WACS Lite」の特徴は,カスタマイズ作業の少なさ。業務フローのパターンや,管理データの名称,形式などを設定するだけで,ユーザーの業務に合わせたプログラムが自動生成される。「カスタムロボ」という設定ツールを使い,2~3日で完了する。「800万円のソフトをカスタマイズして2500万円とか,画面を1行直して数十万円とか。そんな商売をしても買う客はいないと考え,安価なサービスとして開発した」と中沢社長は語る。

 カスタマイズ作業は,「運用パターンの確定」と「基本情報の編集」の2段階で行う。「運用パターンの確定」では,まずシステムの運用イメージ図を見ながら,「上位システムとのデータ連携の有無」「ハンディスキャナの有無」「携帯バーコード・プリンタの有無」を選択する(画面1)。次に入荷作業について「入荷検品」「入庫開始」「入庫確定」の有無を入力(画面2),出荷作業についても「出荷開始」「出庫確定」「出荷開始」「出荷検品」の有無を入力する。ここまでの作業で,「504通りの運用パターンのどれが合致するかを確定」(同)し,プログラムを自動生成する。

 「基本情報の編集」では,必要なデータ項目の名称や桁数,使用する単位,商品管理コードの種別などを,表形式の画面で設定する。ここで設定した内容もプログラムに自動的に反映される。ヘルプ文書も基本情報に連動して変化するようにできており,「例えば,ユーザーが独自の管理項目名を設定すれば,ヘルプの該当箇所もその項目名になる」(同)など,徹底している。

 今年度中に30件,来年度は100件の受注を目指す。ネットワーク経由でWACS Liteの機能を提供する“本物のSaaS”も提供予定で,VMWare環境でレスポンスを確認する実験に着手したところだ。「早ければ10月にも提供を開始したい」(同)考えだ。

■変更履歴
当初、第1段落で「サーバーとセットで納める」としていましたが、WACS LiteはWindowsパソコンで動作し、サーバーは不要です。また第2段落のコメントで、「まずはサーバーとともに提供する形をとったが」は、正しくは「まずはハードに導入した形で提供することにしたが」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2008/05/15 10:40]