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図●企業規模・業種別のIT投資意欲指数
図●企業規模・業種別のIT投資意欲指数
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 調査会社のノークリサーチは2008年5月21日、2008年度の中堅中小(SMB)市場調査の結果を発表した。年商5億~500億円のユーザー企業を対象としたSMB市場は堅調で、IT投資意欲指数(IT投資を「増やす」と回答した割合から「減らす」と回答した割合を引いた指数)は平均で21.1だった(図)。調査は今年5月に実施し、800社から回答を得た。

 最もIT投資意欲が高かったのは年商100億~300億円の企業で、投資意欲指数は29.8だった。年商5億~50億円クラスも投資意欲は高く23.6である。一方、年商300億~500億円クラスは12.5、50億~100億クラスは16.3と、IT投資は増やす企業の方が減らす企業より多いものの、投資意欲は弱含みだった。

 業種別で見ると、最も投資意欲指数が高かったのはIT関連を除くサービス業で32.5。これに組み立て製造業(電気/機械など)が31.7、小売業が28.6と続く。最も低かったのは食品や医療、薬品などの加工製造業で1.7だ。「原材料のコスト高騰がIT投資にも影響を与えている」とノークリサーチの伊嶋謙二社長は分析する。

 IT投資の対象としては、SFA(営業支援)やCRM(顧客関係管理)などフロント系システムが堅調だ。2008年度内に導入を計画している割合が最も高かったのはSFAで14.3%。これにCRM(13.4%)、モバイル(12.4%)、データ分析(12.3%)が続く。最も低かったのは人事・給与管理で2.4%。セキュリティ(3.1%)、財務管理(3.1%)も低かった。