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 欧州連合(EU)の執行機関,欧州委員会(EC)はベルギーで現地時間2008年5月22日,米Microsoftの発表した「Office 2007」を「OpenDocument Format(ODF)」に対応させる計画について,注目しているとの声明を出した。

 Microsoftは5月21日,2009年上半期にリリースする予定のOffice 2007用サービスパック「Service Pack 2(SP2)」で,OASIS標準/ISO標準のオフィス・アプリケーション向けファイル形式ODFの文書ファイルを読み書きできるようにすると発表(関連記事:Microsoft,2009年上半期に「Office 2007 SP2」で文書形式ODF/PDFなどに対応)。これに対し,ECは「相互接続性の向上と消費者の選択肢拡大につながり,特定ベンダーへの囲い込みを緩和できるのならば,Microsoftの取り組みをすべて歓迎する」とした。ただし,この対応が実際に効果的かどうかの検証は引き続き行うという。

 現在ECはMicrosoftに対し,相互接続性の確保に必要な情報開示が十分であるか,製品抱き合わせ販売が行われていないか,といったことを確認するための調査を実施している(関連記事:欧州委員会,反競争法の疑いでMicrosoftに対して新たに2件の調査)。

 また,Microsoftが2月21日に主要製品の技術情報を公開する方針を示したことに対しても,ECは独占行為の疑いが晴れる保証はないという懐疑的な態度を示した(関連記事:ECは懐疑的な態度,Microsoftの技術情報オープン化方針)。

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