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 楽天は6月2日,CS放送子会社の楽天ティービー(楽天TV)の全株式を,オリックス・グループで動画配信事業などを手がけるプロデュース・オン・デマンド(PoD)に売却した。子会社売却の理由について楽天は「コンテンツ・メディア事業の見直しの結果」(広報・渉外部)としている。

 これに伴い,楽天TVは6月3日付で社名を「スタイルキャスト」に変更。菊池雅浩社長以下,楽天から出向している従業員は楽天に戻り,新体制の従業員数は従来の半分の4人となった。株式の売却額については明らかにしていない。

 楽天TVはCS放送の「スカイパーフェクTV!」で通販番組および公営競技中継などを軸に放送事業を展開していた。PoDは「当面,ネットとCS放送でコンテンツの相乗効果を期待しつつ,現状維持と通販番組の拡大を目指し,中期的な経営戦略は今後詰める」(管理部)としている。

 楽天は「通信と放送の融合」を掲げ,インターネット事業と放送事業を融合した事業の創出を目指している。楽天TVは東京放送への経営統合提案をする以前の2000年9月の買収案件。今回の楽天TV売却により,楽天の放送連動事業は「楽天イーグルスTV」のみとなった。