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写真1 米IBMのグラディ・ブーチ氏
写真1 米IBMのグラディ・ブーチ氏
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 「まだ作り出されていないソフトウエアが今後登場することにより,世界はますます発展する」。米国時間6月3日,「IBM Rational Software Development Conference 2008(RSDC 2008)」の基調講演で,米IBMのグラディ・ブーチ氏(IBMフェロー,写真1)はこう述べ,今後開発されるソフトウエアが世の中を進歩させる原動力となることを強調した。ブーチ氏は,UMLの生みの親の一人として広く知られている。

 ブーチ氏が講演したテーマは「ソフトウエアの将来」。将来のシステムは,「これまでよりも大規模で,普遍的で,透過的になるだろう。重要度もこれまで以上に高くなる」と述べた。

 ITエンジニアが今後,システム開発の際に受けるであろう制約についても言及した。「法律など社会的制約を除けば,CPU性能やストレージ容量,ネットワーク帯域など,技術的な制約はないものと考えてよい。また,ITエンジニアの想像力にも制約はない。世の中のビジネスがどう変わるかは,ソフトウエアを開発するITエンジニアの肩にかかっている」と話す。

 ITエンジニアが想像力をいかんなく発揮するには,開発プロジェクトのメンバー間で綿密なコラボレーションが図られている必要があるという。昨年6月に米IBMが開発を始めたコラボレーション技術「Jazz」を引き合いに出し,「地理的に離れていても,コラボレーションによって新しいアイデアが生まれ,革新が進む」と指摘した。