PR
写真1●WiMAXを使ってレントゲン写真などのデータを共有
写真1●WiMAXを使ってレントゲン写真などのデータを共有
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●テレビ電話を使った遠隔教育をWiMAXで実現
写真2●テレビ電話を使った遠隔教育をWiMAXで実現
[画像のクリックで拡大表示]

 台北で開催中の「2008 WiMAX Expo Taipei」では,WiMAXやモバイルWiMAXを利用した遠隔医療やテレビ中継など,各種のソリューションが展示されている。台湾全土をWiMAXで覆う国家プロジェクト「M-Taiwan」の展示ブースで,今後の無線ブロードバンドの世界を提案している。

 遠隔医療のソリューションは,三軍総医院などが中心になって進めているプロジェクト。地域の診療所や救急車などと総合病院との間をネットワークで結び,患者の情報を共有し治療の指示をすることで,場所にかかわらず高度な医療環境を提供しようというもの(写真1)。カルテやレントゲン写真などのデータを共有するほか,テレビ電話による双方向の画像通信も可能である。現状は「WiMAXを使った試験運用を行っている段階で,将来はモバイルWiMAXでの利用も検討している」(説明員)という。

 同様のソリューションとして,遠隔教育のアプリケーションの展示もあった(写真2)。中華電信が提供を予定しているサービスで,大学などの教育機関と地域の小学校との間を結んで,遠隔で課外授業を行う。パソコン上のテレビ電話ウインドウを通じて,双方向型でパソコンや英会話などの実習ができる。WiMAXを使うことで有線のブロードバンド環境が整えにくい山岳地や災害時などでも遠隔教育が可能になる。クライアント側が固定なので,モバイルWiMAXは使わない。2009年のサービス開始を目指しているという。

 このほかテレビのニュース・ギャザリングにWiMAX/モバイルWiMAXを使うソリューションも展示があった。テレビ中継車や,より小型の可搬型中継装置にWiMAX無線機を取り付け,場所を問わずに生中継などを可能にしようという試みだ。WiMAXだけでなく,モバイルWiMAXも利用できるようになれば,生中継の可能性が広がると説明する。