PR
写真1●HD品質のコンテンツを中心に用意した,アクトビラ向けのVODサービス「TSUTAYA TV」
写真1●HD品質のコンテンツを中心に用意した,アクトビラ向けのVODサービス「TSUTAYA TV」
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●「HEROES」など海外の人気ドラマを用意。第1話は無料で見られる。出演者の独占インタビューなど独自コンテンツも用意している
写真2●「HEROES」など海外の人気ドラマを用意。第1話は無料で見られる。出演者の独占インタビューなど独自コンテンツも用意している
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●TSUTAYA BBの渡邉健執行役社長(左)とアクトビラの久松龍一郎副社長(右)
写真3●TSUTAYA BBの渡邉健執行役社長(左)とアクトビラの久松龍一郎副社長(右)
[画像のクリックで拡大表示]

 TSUTAYAグループは2008年6月5日,デジタルテレビ向けのネット・サービス「アクトビラ」向けに提供している映像配信サービス「TSUTAYA TV」を,6月6日から本格展開すると発表した(写真1)。TSUTAYA TVでは,2008年3月から映画の予告編などを無料で提供してきた。

 今回,新たにHD画質の映画や海外ドラマを約100本用意し,有料のVODサービスを開始する。開始当初は「HEROES」や「LOST」といった海外の人気ドラマや,「トランスフォーマー」や「オーシャンズ」などの映画を用意した(写真2)。1年後をメドにコンテンツは約1000本まで拡充する計画だ。

 入会金は不要で,TSUTAYA TV上でTSUTAYAの会員カードの番号を入力することで,VODサービスが利用可能になる。料金はHD品質の映画が700円(48時間まで視聴可能),HD品質の海外ドラマが300円(48時間まで視聴可能)など。

 記者会見したTSUTAYA BBの渡邉健執行役社長(写真3左)は,「構想5年,企画に2年を費やしたサービスをようやく開始できた。TSUTAYAは今年をHD元年と位置づけている。店舗でのBlu-ray Discのレンタル・販売から,IPTVやパソコン,モバイルでの配信・販売まで,すべてのプラットフォームを使って,ユーザーにHDコンテンツを届けていきたい」と説明。その言葉通りTSUTAYA TVでは,70%以上のコンテンツをHD画質とし,プレミアム感を打ち出すことを目指した。「TSUTAYA TVのHDコンテンツはDVDよりも高画質」と渡邉社長は語る。

 また「幅広い年代が楽しんでもらえる準備が整った」(同)とも。TSUTAYAの店舗に訪れるのは20代が中心で,Webで展開しているDVDレンタル・サービスを利用しているのは30代がメイン。TSUTAYA TVがターゲットとするのは40代のユーザーだからだ。

 TSUTAYA TVの会員獲得目標は「今期中に5万人」(渡邉社長)。記者会見の会場となったTSUTAYA TOKYO ROPPONGI店の会員が7万人であるため,数字的にはまだまだ少なく見積もっている。「アクトビラ対応テレビが上位機種に限定,ブロードバンド回線の契約が必要など,まだハードルは高い」(渡邉社長)というのがその理由だ。

 コンテンツについても通常のTSUTAYAの店舗が3万8000本を在庫,Webで展開しているDVDレンタル・サービスが7万本以上用意しているのと比べれば,1年後で約1000本というのは少ない。この点について渡邉社長は「アクトビラでは画面の制約上,1つのメニュー画面上に5タイトルまでしかコンテンツを表示できない。あまりコンテンツを増やしても,目的のコンテンツにたどり着けない。そのため店舗ともWebでのレンタル・サービスとは異なる展開を進めている」と説明する。

アクトビラの利用者は「現在40万人」,TSUTAYA TVで倍増狙う

 会見ではアクトビラの久松龍一郎副社長(写真3右)が,アクトビラのサービスの現況を説明した。現在利用者は約40万人で,「HDコンテンツを視聴できるアクトビラ ビデオ・フルに対応したテレビに限れば,3~4割の高い比率でネットワークに接続されている」(久松副社長)という。

 特に見られているのが映画と海外ドラマ,アニメなどの映像コンテンツである。TSUTAYA TVが本格的にサービスを開始すれば,「利用率は軽くこれまでの倍以上に伸びるのでは」(久松副社長)と大きな期待を寄せている。

 久松社長はアクトビラの今後の展開として,「ユーザー・インタフェースの改良は永遠のテーマ。レコメンド機能やユーザーごとのカスタマイズ機能を実装していきたい。また手軽にコンテンツを決済できるように,電子マネーに対応することも検討している」と語った。