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 シスコシステムズは2008年6月9日,次世代放送ネットワークのコアルーターとして朝日放送(ABC)がこのほど,シスコシステムズの「Cisco CRS-1キャリアルーティングシステム」を導入したと発表した。 ABCが導入した「Cisco CRS-1」(8スロットモデル)は,システム単体で640Gb/sのスイッチング性能を実現したハイエンドルータである。ABCは2008年6月23日に,このシステムを本格稼働させる方針である(発表資料)。

 ABCは今後,Cisco CRS-1を基盤とした先進的なネットワークを活用し,高品質のデジタルコンテンツを使った新たなビジネスモデルを創出したり,遠隔操作による映像のノンリニア編集を実施したりすることを検討している。ABCの香取啓志・技師長はシスコの発表に対して,「Cisco CRS-1は,非圧縮のHDTV(ハイビジョン)コンテンツの配信に対応可能な大容量のプラットフォームであり,次世代放送局で必要とされるネットワークの拡張性と信頼性を大きく高める。今後も増加する帯域需要や,わが社が計画しているデジタル化による番組や広告の付加価値サービスにも十分対応できると期待している」というコメントを寄せた。

 なおABCとシスコは,2008年6月11~13日に開催される「IMC TOKYO 2008」のABCのブースにおいて,ハイビジョンの4倍の精細度(4096×2160画素)を持つ「4K非圧縮映像」のリアルタイム配信のデモンストレーションを行う。情報通信研究機構(NICT)が運用するテストベッドネットワーク環境である「JGN2」などの通信ネットワークを利用して,このデモを行う。