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 楽天は2008年6月10日,持ち分法適用関連会社のドリコムと共同で新方式の行動ターゲティング広告を提供すると発表した。ドリコムへの出資後,初の共同事業となる。同日より営業活動と商品提供を開始した。

 新広告の名称は「楽天ad4U(アドフォーユー)」。ドリコムが開発した行動ターゲティング広告配信技術「ad4U」を採用した。ad4Uはドリコムの業績が低迷する中,かねてから同社社長の内藤裕紀氏が外部に今後の成長事業として訴求していた技術。楽天ad4Uは,同技術の初の採用事例となる。

 ad4Uは国内で特許を申請中のため,技術の具体的な内容は開示していない。現時点では「サイト閲覧情報や検索キーワード情報など訪問者のブラウザ情報を活用することで,ad4Uを採用した広告を配信する媒体に初めて訪れた人にも,行動履歴に合わせた最適な広告を配信する技術。また,媒体運営企業が閲覧者の行動履歴を蓄積する必要がないため,個人情報保護およびサーバー負荷の観点からも優れている」(広報担当)としている。

 広告配信の精度については,「他社の行動ターゲティング広告と比べて大差なく,現時点で採用を検討している企業からも広告配信の精度が低いと指摘されたことはない。今後,精度向上の余地もある」(同)という。

 楽天ad4Uは,転職,株式投資,化粧品など楽天が設定する15のジャンルに合わせ,楽天グループが運営する各種サイトで展開する予定。既存の行動ターゲティング広告と併用していく。楽天およびドリコムは今回の取り組みにおける売り上げ目標は開示していない。