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写真1●展示企画「ベンチャーパビリオン」ではプレゼンテーションステージも併設された
写真1●展示企画「ベンチャーパビリオン」ではプレゼンテーションステージも併設された
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写真2●Flower Communicationsの「3DリアルタイムインタラクティブKIOSK」
写真2●Flower Communicationsの「3DリアルタイムインタラクティブKIOSK」
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写真3●プラスアルファ・コンサルティングの「見える化エンジン」
写真3●プラスアルファ・コンサルティングの「見える化エンジン」
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写真4●ユーテン・ネットワークスの「リアルタイム・ネットワーク監視システム」
写真4●ユーテン・ネットワークスの「リアルタイム・ネットワーク監視システム」
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 幕張メッセで開催中の「Interop Tokyo 2008」展示会では,情報通信分野のベンチャー企業30社が集う展示企画「ベンチャーパビリオン」が設置され,各社が3D,言語解析,セキュリティなどの技術をベースとした独自サービスを紹介している(写真1)。

 産学連携で開発された香港発の3D画像表示技術を輸入しようとするのがFlower Communicationsである。同社はこの技術を活用し,パソコン上で表示する3D画像を印刷物の動きと連動して動かせるというサービス「3DリアルタイムインタラクティブKIOSK」を商用化する計画だ(写真2)。すでに携帯電話メーカーやスポーツ用品メーカーからの引き合いがあるという。

 具体的には,パソコンに接続されたWebカメラと画像情報などが記憶された二次元コードが必要となる。印刷物などに掲載された二次元コードをWebカメラで撮影すると,パソコン上に指定の3D画像が表示され,二次元コードを掲載した印刷物を回転させるなどして動かすと,その動きに合わせてパソコン上の3D画像も動くという仕組み。現時点では,Webカメラを接続した端末上にしか3D画像を表示させることができないが,「近く,インターネット経由で別の端末にも3D画像を表示させられるようになる」(Flower Communicationsの柳川直隆社長)としている。

 野村総合研究所でテキストマイニングツール「TRUE TELLER(トゥルーテラー)」の開発に携わったメンバーが,新たな切り口で再びテキストマイニングツールの開発を目指して2006年12月に設立したのがプラスアルファ・コンサルティング。2008年5月14日に発売したSaaS型テキストマイニング「見える化エンジン」は,発売後1カ月足らずで30社が導入するなど売れ行きは好調だという(写真3)。

 要因は「初心者を想定して作り込まれた使い勝手の良さと人の感情を分析する機能にある」(プラスアルファ・コンサルティングの鈴村賢治取締役)。

 特別な専門知識がなくても,ユーザー企業の担当者はキーワードや図表を多数活用したレポートを見ることで直感的に“顧客の声”を分析できるという。また,キーワードのマッピング表示で顧客属性別や商品別の特徴をキーワード経由でたどって分析できるようにもした。「感情解析エンジン」と呼んでいる技術では,感情を表わすアバター別に,喜びや怒りなどの内容を含むテキストをそれぞれ表示する機能を実装した。

 ブログなどネット上の評判を収集し,これを見える化エンジンで分析して結果を顧客企業に返すサービスや,SaaS型で月間利用料8万円から(3アカウント,1年契約)という比較的低価格で柔軟性に優れる点も,利用者の支持を後押ししたようだ。

 通信システムの設計および販売などを行うユーテン・ネットワークスが提案するのは,2008年3月から出荷を始めた「リアルタイム・ネットワーク監視システム」(写真4)。通信事業者やデータセンターなどの大規模な通信システムを運用するターゲットに向け,「数時間かかるネットワーク障害を30分程度で復旧できる」(説明員)として売り出している。

 同製品は,1Gbpsで流れる高速ネットワークのパケットを100%取り込み,その情報を可視化,監視機能を実装する通信管制システム。「リアルタイムで複数回線の統計情報を可視化できる通信管制システムはこれまでになかった」(同)という。

 そのほかにも,2008年7月に発売するSaaS型社内情報共有ポータル「Connecty.Biz」などを紹介したシステム開発のコネクティ,誤って上書きしてしまう心配がないファイル共有・管理システムをネット経由で提供する「Webversion」を展示したFusicなどが出展している。