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 米Microsoftの幹部たちは,フロリダ州オーランドで開催中の技術カンファレンス「TechEd 2008 IT Professionals」において,次世代IT基盤のビジョン「Dynamic IT」と同ビジョンの実現を目的とする製品群を盛んに取り上げた。

 具体的には,「Windows Server 2008」や「Microsoft Application Virtualization 4.5」(旧名称SoftGrid),「Identity Lifecycle Manager(ILM)2」,「Visual Studio 2008」,「SQL Server 2008」といった製品に言及した(関連記事:【TechEd 2008】Microsoftが仮想化技術に関連する計画を明らかに)。

 Microsoftサーバー&ツール担当上級副社長のBob Muglia氏は「現在のIT業界は,ユーザーから求められるものの変化,グローバリズムの拡大,経済的圧力の移り変わり,より迅速な活動に対する必要性の高まりなど様々な要因により,かつてない勢いで発展している」と述べた。「こうした変化によって,ITプロフェッショナルは企業ITシステムをより俊敏/高速にする新しいソリューションや技術の導入で方向性を示し,最終的によりダイナミックなシステムを構築できるはずだ。当社は,こうしたダイナミックなシステムをDynamic ITと呼ぶ」(Muglia氏)

 Dynamic ITにおいて最も重要な柱の一つは,もちろん仮想化である。Microsoftが仮想化市場で存在感を著しく強化し,まさにWindows Server用といえる総合的な仮想化ソリューション「Hyper-V」を提供するようになったことは当然の流れだ。同社は,アプリケーション仮想化ツールApplication Virtualization 4.5のリリース候補(RC)版を2008年6月中に提供する。また先ごろ,Hyper-V環境の管理にも利用可能な仮想化環境管理ソフトウエア「System Center Virtual Machine Manager 2008」のベータ版を公開すると発表した。

 同社はTechEd 2008の場で,SQL Server 2008のRC版と,次期ID/アクセス管理製品のプレリリース版であるILM 2ベータ3版も発表した。さらに,クライアント用ウイルス対策ソフトウエア「Forefront Client Security」をWindows Server 2008対応とし,ユニファイド・コミュニケーション・サーバー向けセキュリティ製品「Forefront Security for Office Communications Server」のベータ1版を公開した。

 同社によると,TechEd 2008には1万人以上のITプロフェッショナルが参加したという。2008年6月第1週には,別の開発者向けカンファレンスが開催された。