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 米Microsoftは米国時間2008年6月11日,次期Webブラウザ「Internet Explorer(IE)8」に企業内IT管理者の作業負荷軽減につながる機能を搭載すると発表した。2008年8月公開予定のベータ2版で,導入/アップデート支援機能や,互換性問題を解消する機能を提供する。

 同社がIT管理者を対象にソフトウエア導入時の懸念事項を調査したところ,30種類以上の項目が指摘された。なかでも(1)導入/配布作業,(2)アップデート/アップグレード管理,(3)アプリケーション互換性,(4)データ/ネットワーク/システムのセキュリティを心配する声が多かったという。

 導入/配布作業を支援するため,「Windows Vista」のインストール・イメージにIE 8を組み込める機能「Slipstreaming IE8」を用意する。「IE 7」と「Windows XP」の組み合わせで同様の作業をすると約2時間かかるが,IE 8とWindows Vistaだと10~15分で済み,IT管理者の手間を減らせる。インストール・イメージには,IE 8用の累積アップデートも入れられる。配布用IEの設定をまとめて変更するツール「Internet Explorer Administration Kit(IEAK)」の新版も提供する。

 アプリケーション互換性については,デフォルトのレンダリング動作をWeb標準に則った新たなモードから変えられるようにした(関連記事:Microsoftが「IE 8」で方針変更,Web標準レンダリング動作がデフォルトに)。こうすることで,Web標準に従っていないWebサイトも従来と同じように表示可能となる。さらに,「Application Compatibility Toolkit(ACT)」というツールで,IE 8使用時に非互換問題の起きるアプリケーションとWebサイトを調べられるようにする。互換性に関わる各種設定も従来より細かく調整可能とする。

 セキュリティ面では,ActiveXをユーザー/サイトごとに設定する機能,安全なWebサイト間マッシュアップを実現する「Cross Document Messaging」機能などを検討している。

[IE公式ブログの掲載記事]