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 米Yahoo!と米Googleは米国時間2008年6月12日,GoogleがYahoo!にオンライン広告を供給することで提携を結んだと発表した。Yahoo!は,米国とカナダで展開するWebサイトの一部と検索結果ページに,Googleによる広告を掲載する。提携期間は4年で,その後3年契約を2回更新する。

 この提携は排他的なものではないため,Yahoo!はGoogle以外のサード・パーティや,自社の検索広告プラットフォーム「Panama」による広告も掲載する可能性がある。Yahoo!は,特定のクエリーおよびその検索結果についてGoogleの検索広告を採用する。広告の掲載位置と掲載件数はYahoo!が判断して,他社やPanamaの広告と組み合わせる。なお,アルゴリズム検索は提携の対象に含まない。

 具体的には,Yahoo!の検索サービスで提示する検索結果一覧のとなりに,Googleの「AdSense for Search」および「AdSense for Content」から配信される広告を表示する。検索サービス以外のYahoo!サイトと,Yahoo!のネットワークに参加するパブリッシャのサイトにも,Googleの文脈型ターゲット広告を載せる。

 広告主は,Yahoo!のPanamaと文脈型広告サービス「Content Match」による広告についてはYahoo!に広告料を支払い,Googleによる広告については直接Googleに支払う。Googleは,Yahoo!掲載を通じて獲得した収益の一部をYahoo!に分配する。

 Yahoo!はGoogleとの提携により,最初の1年で営業キャッシュ・フローが2億5000万ドル~4億5000万ドル拡大すると見込んでいる。

 また両社は,それぞれのインスタント・メッセージング(IM)サービス間の相互接続性確立についても合意した。

 なお,2年以内にYahoo!に経営交代が起こった場合,提携は打ち切りとなる。その際,Yahoo!は違約金として2億5000万ドルをGoogleに支払う。

 ちなみにYahoo!は同日,米Microsoftとの交渉が終了したことを発表している(関連記事:Yahoo!とMicrosoftの交渉打ち切り,「全社的または部分的買収は無い」)。

[発表資料(Yahoo!のプレス・リリース)]
[発表資料(Googleのプレス・リリース)]