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 米Sun Microsystemsは米国時間2008年6月19日,ドイツで最大演算速度46.6テラFLOPS,ブラジルで同23.2テラFLOPSのスーパーコンピュータを構築すると発表した。

 ドイツで構築するスーパーコンピュータ「Sun Constellation System」は,航空機の設計に必要な数値シミュレーションを行う研究センター,Center for Computer Applications in Aerospace Science and Engineering(C2A2S2E)向け。フランスのAirbus,ドイツ航空宇宙センター(DLR),ドイツのニーダーザクセン州が520万ユーロ(約806万ドル)の資金を投入し,欧州最高速の高性能コンピュータ(HPC)クラスタを開発する。システムの設計/構築/運用はドイツのT-Systemsが行う。

 Sun Constellation SystemはSunの「Petascale」アーキテクチャを採用し,クアッドコア・プロセサ「AMD Opteron 2347HE Quadcore processor」2個構成のブレード・サーバー「Sun Blade 6220」を768台を組み合わせることで,演算コア数合計6144個のシステムとする(関連記事:Sun,“ペタスケール”のスパコン「Sun Constellation System」を披露)。

 「Sun Fire X4150」ベースのブラジル向けシステム「UNESP Computer Capacity Integration(GridUNESP)」はサンパウロ大学(UNESP)に納入し,中南米で最大規模のコンピュータ・クラスタになるという。サンパウロ州バッハフンダにあるUNESPの新キャンパスに設置する中核システムは,演算コア数が合計2048個で,演算速度は23.2テラFLOPS。サンパウロ州内に点在するほかの7キャンパスに設置するシステムと合わせると,全体的な演算速度は33.32テラFLOPSになる。開発に必要な資金約310万ドルは,ブラジルの科学技術庁が資金提供する。

[発表資料(Sun Constellation System)]
[発表資料(GridUNESP)]