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 シトリックス・システムズ・ジャパンは2008年6月23日、仮想デスクトップ製品「XenDesktop」を出荷した。サーバーを仮想化し管理する「XenServer」に続き、パソコン(デスクトップ)を仮想化する製品を市場に投入したことで、先行するヴイエムウェアを追撃する体制が整った。

 XenDesktopは仮想化ソフト「XenServer」上で仮想マシンを稼働させるシンクライアント製品だ。OSやアプリケーション、データなどをサーバーで一括管理。ユーザーはシンクライアント端末やパソコンを使い仮想デスクトップ用サーバーにアクセスする。サーバーに搭載したCPUやメモリーなどを共有し、仮想マシンでアプリケーションを実行する。処理結果などは、画像データとしてユーザーの端末に送信する仕組みだ。「XenApp(旧Citrix Presentation Server)」に代表される画面転送型シンクライアントと異なり、ユーザーが使用する仮想マシンのOSを個別に用意できるのが特徴だ。

 ユーザーのOSやアプリケーションなどをサーバーで一括管理できることからユーザー端末の管理工数を減らすことが可能だ。シトリックスによると、従来のデスクトップに比べ運用管理コストを最大40%削減できるという。

 製品版として、「Standard Edition」「Advanced Edition」「Enterprise Edition」の3種類を用意。最上位に当たる「Enterprise」版にはアプリケーションを仮想化し配信するサーバー「XenApp for Virtual Desktops」を同梱した。価格は、最小構成(5同時接続デスクトップとメディアキット)の場合、Standardが7万2250円、Advancedが17万4250円。Enterpriseが25万9250円(いずれも税抜き)。別途、最大10ユーザー利用できる無償版「Express」を用意した。