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 スパムやウイルスなど迷惑メールへの対処を目的とする業界団体Messaging Anti-Abuse Working Group(MAAWG)は米国時間2008年6月25日,「動的アドレスの共有」と「電子メール転送」に関するベスト・プラクティスをまとめた2つのガイドラインを公開した。これらのガイドラインは,ボットネットを使って送信されるスパムの遮断などのサポートを目的としている。

 うち1つのガイドライン「MAAWG Recommendation: Methods for Sharing Dynamic IP Address Space Information with Others」は,動的IPアドレスを使ってスパムを送信するボットネットへの対応策をまとめたもの。メールボックスのプロバイダがこれらのアドレスをより簡単に取得できるようにする4つのアプローチを紹介し,それぞれのメリットとデメリットを説明する。

 ボットに感染したパソコンからのスパムは,ISPのメール・サーバーを迂回して,ユーザーの動的アドレスから直接送られる。そのため,このガイドラインでは動的アドレスの情報共有を勧めている。それぞれのISPがユーザーに割り当てられたネットワーク・アドレスを知ることで,メールボックスのプロバイダはボットネットから送信されたスパムを検出・遮断できるようになるとしている。

 もう1つのガイドライン「MAAWG Recommendation: Email Forwarding Best Practices」は,ISPによるメール転送サービスを利用する正規ユーザーとスパマーの区別をサポートするもの。正規の電子メールが配信される可能性を高めることを目的としている。電子メールの転送者と通信事業者の協調を強化することで,意図しない有効アカウントの遮断を回避する方法を説明する。

 両ガイドラインは, MAAWGのWebサイトから無料でダウンロードできる。

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