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 日本インフォア・グローバル・ソリューションズは,生産設備などを持つ製造業などに向けて,電力コストに着目した設備資産管理ソフト「Infor EAM Asset Sustainability Edition」を,2008年7月1日に出荷した。設備のメンテナンスや買い替えといった保守業務を,設備ごとの電力コストを考慮に入れて実施できる。ソフトウエアのライセンス価格は,同時アクセス5ユーザー600万円程度から。別途,生産設備などからソフトウエアにデータを引き渡す仕組みなどが必要になる。初年度販売目標は10社以上。開発会社は,米Infor Global Solutions。

 Infor EAM Asset Sustainability Editionは,製造業などの設備保守業務を支援する設備資産管理ソフトである。設備ごとの稼働効率や保守コストを管理/分析できる。最大の特徴は,電力を中心とするエネルギー費用に着目し,設備ごとの設計消費量と実績消費量のデータを収集して保守計画を立案できる点だ。設備は古くなるほど摩擦が大きくなるなど,エネルギー効率が落ちる。エネルギー効率を高く維持するためには,定期的な保守作業が必要になる。

 設備の実績消費量は,設備にサブメーターなどの測定装置を取り付けて収集する。一般的には,収集した測定データを無線LAN経由で通知するタイプのサブメーターがよく使われているという。このタイプの場合でハードウエア費用は1個あたり5万円程度という。Infor EAM Asset Sustainability Edition側では,電力に限らず,石油やガスなど,設計消費量に対比させる実績消費量を測定できるものであれば,どんなエネルギーでも監視/管理できる。

 同ソフトを用いることで,保守費用とエネルギー損失とを天秤にかけ,もっともコストを下げられる保守計画を立案できるようになる。また,保守/保全担当者は,同ソフトにアクセスして保守計画を参照するとともに,保守作業の報告をデータ入力できる。同ソフトはWebアプリケーションとして実装しているため,Webブラウザがあれば誰でもアクセス可能である。設備の監視データがしきい値を超えた際にアラートを出して,点検整備作業指示を自動的に発令するといった運用も可能である。

 なお,ライセンスの詳細は2008年7月3日の出荷日時点で未定としている。利用者(ユーザー)ライセンスに加え,監視対象となるサブメーターの数量に応じてInfor EAM Asset Sustainability Editionのライセンスを設定するという。