PR
写真●ニコニコ動画の仕掛け人の一人である西村博之ニワンゴ取締役(左)と,7月4日にドワンゴ常勤顧問に就任した夏野剛 元NTTドコモ執行役員(右)
写真●ニコニコ動画の仕掛け人の一人である西村博之ニワンゴ取締役(左)と,7月4日にドワンゴ常勤顧問に就任した夏野剛 元NTTドコモ執行役員(右)
[画像のクリックで拡大表示]

 コメントを動画上に書き込める動画投稿サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴと子会社のニワンゴは2008年7月4日,東京都内でイベント「ニコニコ大会議2008~日本の夏,ニコニコの夏~」を開催した。

 同イベントには,ニコニコ動画の仕掛け人の一人であるニワンゴ取締役の西村博之氏と,本日付けでドワンゴの常勤顧問に就任した夏野剛・元NTTドコモ執行役員が登場。両氏でニコニコ動画の新機能や今後の展開を説明した(写真)。夏野氏はNTTドコモの「iモード」の生みの親として知られる。

 ニコニコ動画は7月5日に,投稿動画の閲覧をコミュニティ参加ユーザーに限定できる機能「ニコニコミュニティ」を提供。7月25日にはニコニコ動画のドイツ語版とスペイン語版を開始する。これでニコニコ動画は既に提供中の中国語版(台湾,繁体字)を含め三つの海外言語に対応することになる。なお,英語版に関しては現時点で提供予定はない。これは英語版を提供するとトラフィックの急増が懸念されるためという。

 夏野氏は,「ニコニコ動画以外世界に出られるコンテンツは日本にない。iモードも本当は出ようと思ってちょっと出たが,(NTTドコモは)メーカーではないのでダメだった。ドコモは国内でしか(携帯電話の)免許を持っていないから(海外では)ダメなんだが,インターネットの世界には国境はない。ドワンゴは欧州に出たって米国に出たって,中国に出たっていい」とコメント。ニコニコ動画には世界に出られる力があると強調した。

 ニコニコ動画は2006年12月にサービスを開始。以後急成長し,2008年7月1日時点で会員数が約790万人,有料会員数が約20万4000人。携帯電話版のニコニコモバイルの会員数も,約191万人に達している。ただし現在はまだ赤字。「黒字担当」と自らを称する夏野氏は,「早急に黒字化する。黒字化に1年はかけたくない」と語った。