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図1●パフォーマンス指標として,「GRI G3」の評価指標を設定でき,目標値と実績との差を“ダッシュボード”を使って「見える化」する
図1●パフォーマンス指標として,「GRI G3」の評価指標を設定でき,目標値と実績との差を“ダッシュボード”を使って「見える化」する
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図2●CO2排出量取引のリスク分析画面
図2●CO2排出量取引のリスク分析画面
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 SASインスティチュート・ジャパンは2008年7月9日,企業のサステナビリティ(持続可能性)経営を支援するソリューション「SAS Sustainability Management」を発表した。7月25日から提供開始する。企業のパフォーマンス管理に,グリーンITの重要な尺度であるCO2排出量など,経済・環境・社会の3つの側面(トリプルボトムライン)から様々な指標を設定できるのが特徴である。

 「Sustainability Management」は,同社の戦略策定・KPI管理ソフト「Strategic Performance Management」,活動基準原価管理ソフト「Activity-Based Management」,予測・分析ソフト「SAS/ETS」などで構成する。

 まず「Strategic Performance Management」を使い,サステナビリティ経営戦略を経済・環境・社会の各側面における具体的な管理指標に落とし込む。今回,企業のサステナビリティ・レポートに関する国際的なガイドライン「GRI(Global Reporting Initiative)G3」の評価指標を採用した。例えば,環境的側面ではエネルギー使用量や温室効果ガス排出量などの指標を,社会的側面では従業員の男女雇用比率や労働災害発生率などを設定できる。

 施策の実施段階では,設定した目標値と実績との差を“ダッシュボード”を使って「見える化」し,計画の達成を促す(図1)。同時に,経済・環境・社会の3つの側面で設定した指標の関連づけを行う。例えば,CO2排出量とコストとの相関をグラフ化し,企業として環境と収益のバランスをどうとるべきか,その意思決定を支援する。

 さらに企業パフォーマンス・データを蓄積することによって,様々な予測・分析が行える。企業全体のCO2排出量の実績からその後の予測を行い,中長期の削減目標の策定に使えるほか,CO2排出量取引を行う場合のリスク分析などに利用できる(図2)。

 「今後,CO2排出量の把握とモデリング,将来予測は,企業の重要な経営課題になる。SASの既存顧客が多い金融業界をはじめ,製造業,電力・エネルギー業界などに積極的に売り込んでいく」と,同社の吉田仁志社長は販売方針について話す。同ソリューションの価格は最小構成で3000万円から。