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 米Comcastと米Vonage Holdingsは米国時間2008年7月9日,インターネット・サービスのネットワーク管理で協調することを発表した。両社は,ネットワークの輻輳(ふくそう)回避とVoIPサービス提供のニーズを効果的に調整するネットワーク管理技術の提供で協調する。

 米メディアの(CNET)によると,2007年にComcastがネットワーク上のP2P(ピア・ツー・ピア)トラフィックを減速させていたことが発覚した。当初,同社はこれを否定していたが,後に「ネットワーク上の輻輳を管理するためにあるタイプのトラフィックを減速させた」と認めた。そのため,「ネットの中立性」の擁護者や消費者団体から批判されていた。

 これを受け,Comcastは2008年3月に,プロトコルにとらわれないネットワーク管理アプローチを2008年内に導入すると発表しており,このアプローチのテストを開始している。同社は,P2P企業の米BitTorrentや米Pando Networksと提携したほか,ファイル共有技術の活用を推進する団体P4P Working Groupやインターネット技術標準化団体Internet Engineering Task Force(IETF)のP2P Infrastructureのワークショップへの参加を発表。ネットワーク管理およびP2Pアプリケーションの開発に向けて,ISPやP2Pプロバイダなどと協力する方針を明らかにしていた。

 ComcastのCTO(最高技術責任者)を務めるTony Werner氏は,「Vonageやインターネット・コミュニティにおける主要企業との協調により,当社は消費者と競合企業にとって有益なネットワーク管理ソリューションの提供に取り組んでいる」とアピールしている。

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