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 気象庁は7月14日、同日夜の緊急地震速報で誤った情報を配信したと発表した。千葉県銚子沖で最大震度2の地震が発生したが、「千葉県銚子市付近、最大震度5弱以上」との速報を出してしまった。

 誤った情報が流れたのは、銚子市天王台の地震計が加速度10ガル以上で速報を発信する誤った設定になっていたため。震度2の地震で12ガルを観測し起動してしまった。通常は1つの地震計が100ガル以上を観測した際、「最大震度5弱以上と推定」との第1報を発表することになっている。

 気象庁は19時41分16秒に誤った第1報を配信し、約10秒後の第2報で「最大震度2程度以上と推定」と修正した。この影響で東京都営地下鉄など緊急地震速報を受信している一部の事業者に影響が出た。誤報を出したのは特定の企業や団体に向けた「高度利用者向け」で、テレビや携帯電話など一般向けには影響がなかった。

 今回の問題を受け気象庁は銚子市にある地震計の誤ったパラメータを修正するとともに、全国の地震計についても問題がないことを確認した。気象庁では今年半年で6件の重大ミスが発生している。これに対して平木哲長官は今月10日、対策本部を設置し全職員に総点検を呼びかけたばかりだった。