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 KDDIは2008年7月17日、盗難に遭ったり紛失したりしたパソコン内に保存されたデータを遠隔地から消去する企業向けサービス「PCリモートデータ削除サービス」を発表した。7月31日から提供開始する。au携帯電話のデータ通信カードまたはデータ通信モジュール内蔵のパソコンが対象だ。2009年3月末までは試験サービスは無料。本サービス以降の料金は未定という。

 サービスを利用するためにはまず、パソコンに専用のソフトウエアをインストールしておく。パソコンの盗難・紛失の連絡を受けたシステム管理者は、KDDIが提供する管理サーバーにログインしてデータ削除命令を指示。パソコンにインストールされた専用ソフトウエアはKDDIの管理サーバーと通信し、データ削除命令を検知するとパソコン内のデータを削除する。

 専用ソフトウエアはパソコンの起動時に強制的にダイヤルアップ接続してKDDIの管理サーバーと通信するほか、パソコン起動中も定期的に管理サーバーに接続する。この間にデータ削除命令を検知する仕組みだ。データ削除命令発行時にパソコンの電源が切れていた場合は、電源が入った時にデータ削除を実行する。

 とはいえ、電波の届かない場所でパソコンを使われたり、データ通信カードを抜かれるとこの仕組みは動作しない。そこでKDDIは「データ不可視化機能」を組み合わせて提供する。この機能はパソコンと管理サーバーが一定時間通信しなかった場合に、指定されたデータを不可視化する。時間は、5分、15分、30分、1時間から選ぶことができる。この機能が動作している状態では、他者がデータを閲覧しようとしてもパソコン内にデータが存在しないように見える。

 つまり、他者にパソコンを盗まれたり拾われたりしても、携帯電話の電波が届く状態にあればデータ削除が実行される。電波が届かないかデータ通信カードが抜かれた場合では、データは見えない状態になる。二段構えで情報漏えいを防ぐ仕組みとしている。