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写真●KDDIが参考出展した1Gビット/秒の高速赤外線通信技術
写真●KDDIが参考出展した1Gビット/秒の高速赤外線通信技術
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 KDDIは,2008年7月22日に東京ビッグサイトで開幕した「ワイヤレスジャパン2008」で,携帯電話に向けた1Gビット/秒の高速赤外線通信技術を参考出展している。従来の赤外線通信に比べて伝送速度は約250倍で,携帯電話とパソコンや家電製品との間で大容量のデータを高速にやり取りできる。

 同技術は,KDDI研究所が開発。5センチメートルの近距離で通信が可能で,100Mバイトの大容量ファイルを1秒以内に転送できる。KDDIの展示ブースでは,1Gビット/秒の高速赤外線通信を行うためのデータ転送装置を展示。インタフェースに接続した携帯電話に対してパソコンから22Mバイトの動画ファイルを一瞬で転送するデモを披露している(写真)。

 従来の赤外線通信では発光ダイオードを採用していたのに対して,1Gビット秒の高速赤外線通信技術では電気信号をより高速に赤外線に変換可能な半導体レーザーを採用したのが大きな違いである。また,半導体レーザーの赤外線は1.3マイクロメートルという「人間の目では見えない安全な波長だ」とKDDIは説明する。

 通信エラーが発生した際には,エラーが発生したフレームだけを再送するように設計。これによって,スループットの低下を抑えられるようにしている。

 現時点で,商用化は未定である。