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写真●「Thinケータイ」のデモ画面。赤い枠と黄色い枠が異なるブロックとして分割されており,それぞれを選択すると詳細を閲覧できる。
写真●「Thinケータイ」のデモ画面。赤い枠と黄色い枠が異なるブロックとして分割されており,それぞれを選択すると詳細を閲覧できる。
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 カシオ計算機は,スマートフォンや携帯電話などのような画面表示解像度が低いデバイスを業務のWebクライアントとして利用するための画面情報端末システム・ソフト「Thinケータイ」(仮称)を,2009年春頃に出荷する。東京ビッグサイトで開催中のワイヤレスジャパン2008の展示ブースで参考出展し,稼働デモを見せた。

 Thinケータイは,Webブラウザ画面のグラフィックスを独自の画面情報端末プロトコルで転送するミドルウエアである。最大の特徴は,モバイル端末の画面表示解像度に合わせて,Web画面を分割する機能を備えている点である。画面情報端末サーバー側で,Webページを解析して,要素(オブジェクト)ごとに領域を分割する。これにより,オリジナルのWebページの操作感覚を出来るだけ損なわず,なおかつ表示すべき要素だけを効率よくモバイル端末の狭い画面に拡大表示できる。

 従来,狭い画面で広いWebページを表示するためには,ページそのものを作り変えたりコンテンツ変換をするか,単純に部分拡大表示する方法が採られていた。ところが,ページを作り変えると業務アプリの使い勝手が変わってしまう恐れがあった。また,単純に拡大すると要素の途中で画面が切れてしまい,スクロールしながら操作しなければならなくなる恐れがあった。Thinケータイでは,Webページの構造をブロック分割し,必要な部分を選択表示できるようにすることで,こうした従来の弱点を克服する。

 WIRELESS JAPAN 2008の展示ブースでは,Windows Mobile搭載機で実演デモを見せた。Windows Mobile以外にも,携帯電話向けのJava版を用意する予定である。システムの仕組みの上ではモバイル端末の画面表示解像度に制約はないが,可能であれば横800ドット×高さ480ドット程度の表示領域があったほうが実用上は好ましい,としている。