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 米Hewlett-Packard(HP),米Intel,米Yahoo!は米国時間2008年7月29日,クラウド・コンピューティングに関する共同研究の取り組みを発表した。グローバルなインターネット規模のテスト環境を提供し,企業,学術機関,政府機関などにわたるオープンな協業の推進を図る。

 3社が立ち上げた「The HP, Intel and Yahoo! Cloud Computing Test Bed」では,かつてない規模のクラウド・コンピューティングに関するソフトウエア,データ・センター管理,ハードウエアの課題についての研究を促進するほか,クラウド向けアプリケーションやサービスの開発も支援する。

 シンガポール情報通信開発庁Infocomm Development Authority of Singapore(IDA),イリノイ大学アーバナシャンペーン校,ドイツのカールスルーエ工科大学が協力する。当初は,これら3組織が所有する研究開発センターと,HP Labs,Intel Research,Yahoo! Researchが所有する研究開発センターの計6施設を利用する。各施設で,IntelとHP製品から成る1000~4000プロセサ・コア構成のインフラをホスティングする。オープンソースの分散ファイルシステム「Apache Hadoop」やYahoo! Researchが開発した並列プログラミング言語「Pig」を採用し,年内に世界中の研究者がアクセスできるよう手順を整えるとしている。

 クラウド・コンピューティングは,以前より大手技術系企業が取り組んでおり,米Amazon.comの「Amazon EC2」,米Googleの「Google App Engine」などがすでに公開されている。Googleはまた,大学向けクラウド・コンピューティング推進で米IBMと提携している(関連記事:GoogleとIBM,大学向けクラウド・コンピューティング推進で協力 )。最近では,米Microsoftが「Live Mesh」の技術プレビュー版を米国で公開した(関連記事:Microsoft,クラウド・サービス「Live Mesh」の技術プレビュー版を米国ユーザーに公開)。

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