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 シマンテックは,Windows環境向けの高可用性(ハイ・アベイラビリティ)ソフトとして,(1)ストレージ・ボリューム管理ソフトの新版「Veritas Storage Foundation 5.1 for Windows」を,2008年8月5日に出荷した。価格は,サーバーあたり16万4000円(税別)から。開発会社は米Symantecで,旧VERITAS Softwareの製品ラインである。

 (1)Veritas Storage Foundation for Windowsは,ストレージ・ボリューム管理ソフトであるVeritas Storage Foundation(VSF)のWindows稼働版である。同ソフトはスイート製品であり,以下に示す2つのソフト,すなわち(1a)「Veritas File System」と(1b)「Veritas Volume Manager」で構成する。

 (1a)Veritas File Systemは,書き換え処理の単位でファイル属性(メタデータ)を管理するジャーナリング・ファイル・システム・ソフトであり,ファイル・システムの可用性を高める。(1b)Veritas Volume Managerは,ストレージのハードウエア実装に依存しない論理ボリューム管理ソフトであり,各種のボリューム操作やRAIDの運用,階層型ストレージ管理,スナップ・ショット機能などを提供する。

 なお,(2)高可用性クラスタリング・ソフト「Veritas Cluster Server」(VCS)の新版のWindows稼働版「Veritas Cluster Server 5.1 for Windows」をVSFに加えたパッケージとして,(3)「Veritas Storage Foundation 5.1 High Availability for Windows」(VSF HA)も用意する。つまりVSF HAは,(1a)Veritas File System,(1b)Veritas Volume Manager,(2)Veritas Cluster Server 5.1 for Windowsで構成する。VSF HAの価格は,サーバーあたり106万円(税別)から。

 (2)Veritas Cluster Server 5.1 for Windowsは,高可用性クラスタリング・ソフトであるVeritas Cluster ServerのWindows稼働版である。単体での販売は実施せず,VSFとのセット販売,すなわちVSF HAという形態に限った販売となる。VCSの機能は,ネットワーク接続したPCサーバー同士が死活状況をハートビートにより監視し合うことで,不慮の事故によりシステムが停止した際に,稼働している別のPCサーバーで処理を引き継ぐ,というもの。共有ディスクを相互にマウントしたアクティブ/アクティブ構成の運用が一般的である。

 ストレージの可用性を高めるVSFとサーバー機の可用性を高めるVCSを組み合わせたVSF HAにより,例えば遠隔拠点などのようにストレージを互いに独立して持つ複数のPCサーバー環境において,データの複製を前提としたサーバー処理のフェールオーバー/リカバリが可能になる。

 なお,VSFおよびVSF HAの今回の新版では,稼働OSを拡充した。新たに最新版のWindows Server 2008およびWindows Server 2008 Server Core環境で使えるようにした。さらに,利用可能なストレージとして,これまでの40種超のアレイに加え,新たに米Pillar Data Systemsや米3PARの機種,さらに米IBMや米Hitachi Data Systemの新機種などを動作保証の対象に加えた。