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 法律事務所の英Davenport Lyonsは,インターネット上のピア・ツー・ピア(P2P)ネットワーク経由でコンピュータ・ゲーム・ソフトなどを違法に共有した者を特定するために,約7000人分の名前とIPアドレスの開示をISP(インターネット接続業者)に求める裁判所令状を,ロンドン最高裁判所に申請する。2008年8月19日に公表した。

 ロンドン最高裁判所はすでに数千人分の名前とIPアドレスの開示をISPに命じているが,Davenport Lyonsは複数の著作権保持者からさらなる要請を受けて今回の申請を決定した。コンピュータ・ゲーム・ソフトの違法コピーに関する申し立てが大半を占めるが,他のコンピュータ・ソフト,映画,音楽なども含まれているという。

 Davenport Lyonsによると,中央ロンドン地方裁判所も最近,インターネットを介してゲーム・ソフトを違法に共有した4人に対して著作権侵害との判決を下した。「ファイルの違法共有は,著作権保持者に何百万ポンドもの損害をもたらす深刻な犯罪だ。インターネットの普及とダウンロード速度の向上に伴い,オンライン販売で収入を得るメディア業界の頭痛の種になっている」(同事務所のDavid Gore弁護士)という。

なお,Davenport Lyonsは,P2Pネットワークでコンピュータ・ゲーム・ソフトを違法に共有したとして,ある女性を訴え,このほどロンドン特許裁判所がその女性に対し,約1万6000ポンドの損害賠償金と諸経費をゲーム開発会社の米Topware Interactiveに支払うように命じたばかりである。