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写真●SAPジャパンのCEOに就任するギャレット・イルグ氏
写真●SAPジャパンのCEOに就任するギャレット・イルグ氏
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 SAPジャパンは2008年9月3日、CEO(最高経営責任者)交代を発表した。9月15日付で八剱洋一郎代表取締役社長兼CEOが退任し、アドビシステムズ社長のギャレット・イルグ氏(写真)が代表取締役社長兼CEOに就任する。八剱氏は07年4月にSAPジャパンに入社し、08年1月1日にCEOに就任。SAPジャパンはわずか9カ月でのCEO交代となる。新たにCEOに就任するイルグ氏は、1999年から2002年まで日本BEAシステムズの社長を、05年からアドビシステムズの社長を務めていた。

 SAPジャパンにとって今回の社長交代は突然だった模様。八剱氏は8月末までCEOとしての職務をこなしていたようだ。SAPジャパンは「社長交代の理由は現時点で説明できない」としている。イルグ氏について、同氏と一緒に仕事をしていた関係者は「営業出身だけあって数字には厳しいが、社員のモチベーションを上げるのはうまい」と評する。

 SAPジャパンの直近の業績は決して悪くない。2008年上期(1~6月)の売上高は2億2900万ユーロ(約377億8500万円)で前年同期比15%増で、独SAPの売上高全体の伸びの18%とほぼ変わらなかった。

 独SAPは現在、グローバルで戦略を一体化する方針を進めている。SAPジャパンはかつてグローバルとは一線を画して日本独自の戦略を進めていたが、05年から07年までCEOを務めたロバート・エンスリン氏の就任以降、グローバルとの一体化戦略に舵を切っていた。八剱氏に代えてイルグ氏をCEOを据えることで、グローバルとの一致戦略をより推進する狙いがあるとみられる。