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 日本IBMは2008年9月9日、ストレージ関連の2製品を発表した。今年1月に買収したイスラエルのXIVのストレージと、同4月に買収した米ディリジェントテクノロジーズのバックアップデータの重複を削減するためのソフトを機能強化した上でIBMブランドで販売する。

 ストレージ「XIV Storage System」はスケールアウトが可能な分散型アーキテクチャや、容量増設の際に自動的に使用率を最適化する機能といった特徴を持つ。元々XIVが培ってきた技術に、データ容量1.5倍にするなどIBMの技術を付加した。

 日本IBMの吉松正三システム製品事業プラットフォーム ストレージ事業部長は「蓄積する情報量が今後どれだけ増加するかは全く予測できない。XIV Storage Systemはそのような予想できない情報の増加に柔軟に対処できるストレージだ」と話した。現在のところユーザーはいないが、「通信など、インターネットがビジネスの重要な位置を占めている企業が高い関心を示している」という。

 もう一つの「System Storage TS7650G ProtecTIER De-duplication Gateway」は、バックアップデータの中の重複する部分を削減し、データ容量を最大で25分の1にするソフト。ディリジェントが提供していたソフトと、IBM製のハードウエアと組み合わせて提供する。障害時の対応を効率化したり、性能を高める効果があるという。

 日本IBMは新製品の発表と併せてストレージの新戦略「Information Infrastructure」を発表した。ストレージ関連の30超のハード、ソフト、サービスからなる製品群をパッケージ化して提供するというもの。製品群をパッケージ化することにより「情報可用性」「情報セキュリティ」「情報長期保管」「情報コンプライアンス」の4つを実現できるとしている。 ただし、現在のところ具体的な組み合わせ方などは明らかになっていない。グローバルで同様の戦略を展開する。

 従来、日本IBMのストレージ製品はそれぞれ個別に提供しており、製品を組み合わせて提供するという手法は採ってこなかった。今回発表した2製品もInformation Infrastructureのパッケージを構成する製品という位置付けだ。このほかの製品は、すべて既存製品のアップグレードになる。