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 情報処理推進機構(IPA)は2008年9月9日、ワンクリック不正請求に対する注意を改めて呼びかけた。IPAへの相談件数が今年6月に372件と過去最多を記録した後も増え続けているための措置。9月2日に公表した8月の相談件数は545件とワースト記録を更新した。

 IPAが特に懸念しているのは、危険地帯の拡大。最近は芸能人情報ブログやゲーム攻略法サイト、アニメ情報サイトといった一般サイトを装ったものが登場しており、老若男女の関係なく一般の利用者もいつ被害に遭うか分からない状況だ。「これらのサイトの中にはヤフーなど大手の検索サイトで2、3番目にヒットするものもある」とIPAセキュリティセンターの山田安秀センター長(写真)は警告を発する。「従来のワンクリック不正請求はアダルトサイトの画像クリックによるものが多く、アダルトサイト閲覧者の問題としか認知されていなかった」。

 ワンクリック不正請求の被害に遭わないための対策としてIPAは「アダルトサイトに行かないこと。芸能人情報やゲーム攻略法サイトなどからアダルトサイトに飛んでしまった場合も、興味本位でクリックしないこと」、「請求書が画面に表示された場合、一度パソコンを再起動して請求書が表示されるか確認すること」などを挙げた。再起動後も請求書が表示される場合は、システム復元機能によるシステム正常化、初期化などの処置が必要だという。

 ワンクリック不正請求の代表的な手口は、アダルトサイトで無料サンプルなどのページを装ってクリックを促し、入会登録・不正請求するもの。以前はクリック回数は1回だったが、現在は「年齢認証」、「ファイルの保存・実行」など複数のクリックを求める場合が多いという。「中にはウイルスを埋め込み、数分おきに料金請求画面を表示するものもある」(山田センター長)という。