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写真1 混乱が収まった羽田空港の全日空出発ロビー
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写真2 旅客や荷物の登録に手間取り、ダイヤが大幅に乱れた
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 全日本空輸で9月14日の始発便から発生していたチェックインシステムの障害による影響が解消に向かっている(写真1)。同日正午、全日空は羽田空港で報道陣に対して状況を説明した。

 問題を起こしたのは「able-D」と呼ばれる国内旅客の搭乗手続きや手荷物管理を行うチェックインシステム。全日空はable-Dの端末と端末管理サーバーの間で行っている日付処理が問題と見極めて対処。午前11時から各空港の端末が順次利用できるようになった。

 もっとも完全な復旧ではない。現段階では端末と管理サーバー間で日付を確認する機能を使わないように回避したもので「あくまでも暫定的な措置」(全日空 IT推進室)。ソフトウエアのバグやロジックなどのエラー、数値の設定ミスなどの根本原因を特定できていない。「できるだけ早く突き止めて修正したい」(同)としている。なお、チケットレスの旅客が使う自動チェックインは別システムで、通常通り稼働し続けている。

 今回の障害で顧客の搭乗手続きや荷物の登録ができなくなり「飛行機が出発できない」「機材が折り返せない」という影響が出た。最終的に1日で約45便が欠航する見通しで、遅延便も多く出ている(写真2)。

 全日空は昨年5月にも大規模なシステム障害を引き起こしている。当時はネットワークを引き金として、トラブルがシステム全体に広がっていった。

■変更履歴
根本原因の特定の見込みについて全日空のコメントを更新いたしました。本文は修正済みです。 [2008/09/14 19:30]