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 米オラクルは9月24日(米国時間)、データ・ウエアハウス構築用の専用ストレージ装置「The Exadata Storage Server」を出荷すると発表した。同社のデータベース製品「Oracle Database」でデータを高速に分析するためのもの。米オラクルのラリー・エリソンCEO(最高経営責任者)が同社の年次イベント「Oracle Open World 2008」の基調講演で発表した。「米ヒューレット・パッカード(HP)との3年間におよぶ共同開発でようやく誕生した画期的な製品だ。従来より10倍から72倍、処理を高速化できる」と語る。

 The Exadata Storage Serverは、米HPと共同で開発した。プロセッサに米インテル製のマルチコア・プロセッサを2個、最大で12テラバイトのディスクを搭載する。同時に、データベース・サーバーと合わせた専用アプライアンス「HP Oracle Database Machine」を提供する。HP Oracle Database Machineは、42Uの専用ラックに、HPのPCサーバー「HP ProLiant DLシリーズ」8台と、14台のThe Exadata Storage Serverを搭載。ProLiantで、オラクルのクラスタリング・ソフトである「Oracle Real Application Clusters」を利用してOracle Databaseの並列処理を実行する。HP Oracle Database Machineには、最大で168テラバイトのディスクと64コアのプロセッサを搭載できる。

 同様の製品は、米テラデータや米ネティーザが提供しているが、エリソンCEOは「両社の製品より2倍以上の処理速度を実現した。価格も、ハードウエアだけで見れば、1テラバイト当たり4分の1以下。Oracle Databaseのライセンスを加えても、価格面で競争優位に立っている」と自信を見せる。

 米国では、Linux版のOracle Database向けの製品を同日から出荷する。Linux以外については、順次、提供開始していく予定だ。

■変更履歴
オラクルの発表したハードウエアを「The Exadata Programmable Storage Server」と表記していましたが、正しくは「Oracle Exadata Storage Server」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2008/09/25]